ストライダーを筆頭に、いまではすっかりおなじみの「キックバイク」。
欲しいとおもっても値段がそれなりにするし、乗れる期間短いのでは…とかんがえると買おうか悩みますよね。
そこで、キックバイクのメリット・デメリットと、実際買ってどうだったかのレビューを紹介します。
買うかどうかの決断に後悔しないために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
キックバイクはいらない?デメリット4つ
まずは、キックバイクのデメリットからみていきましょう。
スピードが出るので危ない

キックバイクは、スピードが出る分、使い方によってはケガや事故につながるおそれがあります。
安全に楽しくあそぶためにも注意がひつようです。
- 坂道・公道では乗らない
- ヘルメットやプロテクターを装着する
- 必ず保護者が立ち合い、目をはなさないようにする
- 両足がちゃんと地面につき、体格にあった大きさのものを使用する
正しく使用し安全に気をつけていれば、楽しい乗り物であることは間違いありません。
ですが、危険な目に遭わないために子どもに気を配らなければいけません。
使う期間がみじかく値段が高い

三輪車と自転車のあいだに使うものなので、使う期間はどうしても短くなってしまいます。
そのうえ値段もそれなりに高いです。
〈価格〉
- 後付けペダルなし…5,000円~くらい
- 後付けペダルあり…20,000円~くらい
〈使用期間(12インチの場合)〉
- だいたい2~3年くらい
- 2歳半~4歳半すぎくらいまで
使用期間は、使いはじめたタイミングやその子の成長具合によって、もっと短くなる可能性があります。
2~3年くらいつかうと想定して、5,000円~(高くて30,000円くらい)の金額に納得ができるなら、買う価値はあるとおもいます。
靴がボロボロになる

ブレーキ付きも売っていますが、2~3歳の子はブレーキを握る力も弱く、使いこなすのがむずかしいです。
そのため、最初のうちはどうしても足をつかって止めることになるため靴がボロボロになります。
キックバイクをするときは、傷んでもいいボロボロの靴か安物の靴を履いた方がいいでしょう。
その方がショックがすくない(親の)とおもいます…。
公道を走れない

キックバイクは公道を走るための基準を満たしていません。
×練習がてらキックバイクに乗って道路で走行
×公園までキックバイクに乗りながら移動
公園まで歩いて持っていく人や、近くに練習する場所がない人は不便に感じるかもしれません。
キックバイクのメリット3つ

デメリットばかりだとキックバイクを買う人なんかいないはずですよね。
やはり、キックバイクにはキックバイクのよさもあります。
自転車にすぐ乗れるようになる
自転車にすぐ乗れるようになることは、キックバイクの大きなメリットのひとつです。
〈我が家の体験談〉
長男はキックバイクを持っておらず、補助輪付きの自転車に乗っていました。
そんな長男が補助輪なしの自転車の練習をはじめたのが年長になってから。
なかなかコツがつかめず、やる気もなくなり、練習を嫌がるように…。
そうなると教えているほうもだんだんイライラしてくるんですよね。
けっきょく長男が乗れるようになったのは年長の終わりごろで、教えるのも根気が必要でした。
それにたいして、キックバイクに乗っていた近所の子は、小さいころから補助輪なしで自転車に乗れていました。
姪っ子も、ペダルつきのキックバイクに乗っている動画が残っていましたが、見たら4歳9か月のときでした。
キックバイクに乗りなれている方が、自転車への移行がスムーズなのを実感しました。
補助輪付きの自転車から補助輪なし自転車へ移行するのはけっこう大変です。
スムーズに移行したい方はキックバイクはおすすめです。
バランス感覚や体幹が鍛えられる
キックバイクに乗っていると、体幹が鍛えられバランス感覚が身に付きます。
また、幼児のころの運動習慣は将来を左右するほど重要です。
その大切な時期に運動の基礎的な能力アップが見込めるのは大きなメリットだといえます。
▼幼児期の運動習慣が大切だといえる理由
幼児期は、6歳までに大人の約8割程度までの神経機能が発達する
運動を調整する能力が顕著に向上する時期
いかに6歳までに運動習慣をつけるか。それが将来の身体づくりに大きく関わってくる
ほかにも、キックバイクは走るときの体の使い方や動き方がおなじなので、走るときの正しい姿勢や脚力が身に付きます。
これらが、幼児期の運動がだいじな時期に、遊びながら身につけられるのはかなり大きいですよね。
体を動かすことが好き・子どもにスポーツを習わせたいとかんがえている家庭は1台あってもいいかもしれませんね!
活発な子の運動欲求を満たす
キックバイクは、三輪車では出ないスピード感や爽快感があじわえるため、活発な子の運動欲求を満たします。
また、大人が自転車に乗るのと同じことができるということが自信につながります。
自分の力で遠くまで行くことができるという達成感も味わえるでしょう。
元気が有り余っている子のエネルギーの発散にもなり、運動の楽しさを知ることもできます。
実際に使ってみた感想(3歳2か月現在)

我が家の次男が、実際にキックバイクをつかってどうだったかというと、端的にいうとこんなかんじです。
- 自転車の移行が早そう
- サイズが合っていないと存分に楽しみきれない
- 外遊びが一層楽しくなった
次男のキックバイクデビューは3歳ごろ。
保育園にあるキックバイクがジャストサイズだったのもあり、2か月弱でかなり上手に乗れるようになりました。
そこで、家でも遊べたらいいなとおもいキックバイクを購入。
ですが、12インチでも身長88cmの長男はつま先しか地面につかず、その場で立ってるだけでもフラフラ状態でした。
キックしながら進もうとするも、地面がほとんどつかないのであまり進みません。
やはり、サイズ感はだいじだなと思いました…。
その後、それでもだんだん慣れてきたようで、ゆっくりながらも進むことができるようになりました。
つい先日はゆっくりのスピードでも両足を浮かせた状態で前に進めるようになっていました。
やはりキックバイクで遊んでいるほうが、補助輪なし自転車に乗れるようになるのが早そうだとかんじます。
また、毎回外でキックバイクをして遊びたがるので、我が家は買ってよかったとおもいました。
おすすめのキックバイクは?

ここまでお読みいただいて、キックバイクに興味がわいてきたな~と思った方におすすめのキックバイクをご紹介します。
キックバイクにはペダルが後付けできるものとできないものがあります。
それぞれメリット・デメリットがありますので、購入する際の参考にしてみてくださいね。
ペダルなしタイプ
2歳すぎの早めのタイミングでキックバイクデビューしたい場合はペダルなしタイプがおすすめです。


〈メリット〉
- 軽い
- ペダル後付けタイプよりも安価
- はじめてキックバイクに乗る子におすすめ
〈デメリット〉
- 乗れる期間がみじかい
ペダルなしのタイプは、軽くてバランスがとりやすいです。
本体が軽い方が、倒れたときに自力で起き上がりやすいです。
また、バランスがとりやすいため初めてキックバイクを使う子には取っ掛かりやすいといえます。
公園まで持ち運ぶときも、軽い方が楽なので保護者にとってのメリットもあります。
ただし、使える期間が短く、その割に値段がそれなりにするのがデメリットです。
ですが、キックバイクを気に入ってペダルなしでも飽きずに乗れる子なら、サイズアウトするまで乗れる可能性もあります。
ペダル後付けタイプ
コスパを重視するならペダル後付けタイプがおすすめです。


〈メリット〉
- 長くつかえるのでコスパがいい
- 乗りなれたキックバイクからスムーズに自転車へ移行できる
〈デメリット〉
- 重い
- 値段が高い
キックバイクで自転車モードに変形させて遊ぶことができれば、飽きにくく長くつかうことができます。
また、普通の補助輪なしの自転車へ乗り換えるときは、キックバイクよりもサイズアップするし重量が増します。
その分ペダルを漕ぐ力も必要になってきます。
乗りなれたキックバイクでペダルを漕げるようになってから普通の自転車へ乗り換える方が、移行がスムーズです。
デメリットはペダル後付けできる分値段があがることと、重量があることです。
特にペダルを取り付けると8kgくらいになるので、公園まで持ち歩く場合結構大変です。
ちなみに我が家はペダル後付けできるタイプのものを購入しました。

息子はすでに3歳なので、補助輪なしで練習を始められるタイミングがはやく来そうだとおもい、ペダル後付けタイプにしました。
また、ギリギリまでキックバイクに乗ってもらい、はじめての自転車は18インチにして、少しでも買い替えを後に遅らせようという算段です(笑)。
(そううまくいくかはわかりませんが…)
まとめ
キックバイクが必要かどうかは、お子さんの性格やまわりの環境、保護者の価値観などによるかとおもいます。
自転車へスムーズに移行したい人や、小さいころから運動習慣や体の使い方を身につけさせたい人にはおすすめです。
また、後付けペダルがいるかどうかについては、「長くつかえるか」「何歳のときに買うか」などによっても変わってきます。
キックバイク選びにすこしでもこの記事が参考になれば幸いです。
▼我が家が購入したキッズバイクとレビューはこちら